… … …(記事全文3,263文字)<東南アジアで豪雨被害が広がるも>
東南アジアでは10月下旬頃から熱帯低気圧の活動が活発化し、各地で豪雨による洪水、鉄砲水、土砂崩れなどの災害が報告されている。特に11月末にかけては気象環境が著しく悪化し、タイ、インドネシア、マレーシアなどを中心に被災が報告されている。Reutersによると、3ヵ国で死者が600人、被災者は400万人規模に達したと推計されている。まだ災害は継続中のため、最終的にどこまで被害が広がるのかは見通しが立たない状況にある。
東南アジアは、天然ゴム、パーム油、コーヒー、砂糖などのソフトコモディティの主要生産地のため、コモディティ市場でも緊張感がみられる。しかし、全体としてマーケットは冷静な反応を見せており、ソフトコモディティ市場全体の需給環境に、「ある程度の供給障害の発生は消化できる」との楽観ムードが強いことが窺える。有事対応を見せなかったことで、ソフトコモディティ市場の地合の悪さを再確認したと評価できよう。
