… … …(記事全文2,680文字)<利下げ観測のみでは、上昇余地は限られる>
貴金属相場の値位置が改めて切り上がっている。銀先物相場は11月28日と12月1日に2営業日連続で過去最高値を更新している。11月中旬は1オンス=50ドル水準で売買が交錯していたが、12月1日高値は59.44ドルに達している。10月13日に50ドルの節目を突破したばかりだが、早くも60ドルが視界に入ってきている。金先物相場も11月中旬の4,000~4,100ドル水準に対して、12月1日高値は4,300ドルに達した。まだ10月に付けた過去最高値4,398.00ドルには届いていないが、それでも10月21日以来の高値を更新する展開になっている。
貴金属市場全体に共通するテーマは、12月9~10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で3会合連続の利下げが決定されるとの見通しだ。これは9月FOMCで当局者が示した見通しに沿った動きでサプライズ感は乏しいが、それでも複数の地区連銀総裁が追加利上げに明確に反対の立場を表明していただけに、貴金属相場に対しては強力な支援材料になっている。
【COMEX金先物相場(日足)】

