… … …(記事全文2,597文字)<銀相場高騰の構図>
COMEX銀先物相場は1オンス=45ドルの節目を突破した。8月29日に40ドルを突破したばかりだが、その後の1ヵ月でさらに5ドルの値上がりになっている。45ドル突破は2011年5月以来、14年4ヵ月ぶりのことになる。11年4月に付けた49.82ドルに迫る展開が続いている。これ以上の高値は11年4~5月にかけて9営業日記録したことがあるだけだ。
【COMEX銀先物相場(月足)】
年初からの最大上昇率は、金の44.8%に対して、銀が55.2%、プラチナが71.7%、パラジウムが51.3%となっている。金相場が異例の高騰相場を実現しているのに対して、銀やプラチナ相場はそれを上回る上昇率を記録している。

