… … …(記事全文2,675文字)<重要鉱物資源リスト案に銀も新規追加>
米地質研究所(USGS)は8月25日、2025年重要鉱物リスト案に掲載する54種類の鉱物資源を公表した。新規に追加が提案されたのは、銅、カリウム、鉛、レニウム、シリコン、銀の6種類であり、さらにウランと原料炭についても追加が検討されていることが明らかにされた。逆にヒ素とテルルは除外が推奨されている。
この重要鉱物資源リスト案に掲載されると、対象鉱物資源は今後、トランプ米政権による関税の対象となる可能性がある。トランプ政権の鉱物資源についての関税は1962年通商拡大法232条に基づくものだ。同法ではある製品の輸入が米国の安全保障を損なう恐れがあると商務省が判断した場合に、当該輸入を是正するための措置を取る権限を大統領に与えている。
