… … …(記事全文3,182文字)<サプライズ感が強かったUSDA8月需給報告>
米農務省(USDA)が8月12日に発表した8月需給報告(WASDE)は、穀物市場に衝撃を与えた。今報告の焦点はイールド見通しをどの程度修正するかになるはずだったが、実際には作付・収穫面積見通しの大幅な修正が、マーケットの注目を集めた。
収獲面積だと、トウモロコシは前月の8,680万エーカーから8,870万エーカーまで90万エーカー引き上げられる一方、大豆は逆に同5,250万エーカーから5,360万エーカーまで110万バレル引き上げられている。USDAからは特に詳しい解説は行われていないが、衛星写真の分析や農家の聞き取り調査などから、6月末に発表された作付面積報告の数値は実態を反映していないと評価した模様だ。