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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

ダウ平均株価は17年ぶりの4月安、異常な投資環境で下げ渋った4月の金相場

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2022年5月2日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  ダウ平均株価は17年ぶりの4月安、異常な投資環境で下げ渋った4月の金相場 =================================== <4月の金相場は値下りしたが、底固さを示した?> 5月のダウ平均株価は、前月比で1.701.14ドル安となった。今年は年初からの4カ月中、3月を除く3か月が下落している。下落幅としても、パンデミックが深刻化した2020年3月以来で最大だった。また、4月の米国株安そのものも異例だった。米国株には季節傾向が認められ、一般的に4月(特に下旬)は株価が上昇し易い月として周知されている。企業の1~3月期決算を好感した買いが膨らみ易いことに加えて、4月中旬が確定申告の期限になるため、納税に絡んだ持高調整が一巡した後の見直し買いが膨らみ易いためだ。実際に、4月のダウ平均株価が下落したのは2005年が最後であり、その後は昨年まで16年連続で上昇していた。今年の4月安は実に17年ぶりのことであり、株式市場の投資環境がアノマリー環境からの強力な支援を受けても、大幅な値下り対応を迫られる程に悪化していることを象徴する動きと言えよう。 一方、COMX金先物相場は1オンス当たりで前月比42.30ドル安となり、3か月ぶりに下落したが、3月の上げ幅53.30ドル安を完全に相殺するには至らなかった。ドル高・米金利上昇の強力な逆風が発生する中にあっては、逆に一定の底固さを示したとの評価も可能だろう。安全資産に対する投資ニーズは依然として強いことが、4月の限定された値下がり圧力によって再確認されている。
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