□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年11月19日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 原油は12月限の取引最終日が終われば堅調か、SPR放出の議論は徐々に陳腐化 =================================== <12月限の取引最終日を控えて> NYMEX原油先物相場は1バレル=85ドルの節目水準に抵抗を受け、足元では80ドルの節目を割り込む展開になっている。11月19日に12月限の取引最終日を控えて、ロールオーバーに伴う調整圧力によって下げ幅が大きくなっている影響も否めないが、需給環境を巡っても強弱評価が交錯し始めていることが値動きを不安定化させている。 今年は、当限の取引最終日の前に、高い確率で相場が急落する傾向が見受けられる。今回も、ファンダメンタルズで全てを理解しようとしない方が良いだろう。過去の相場パターンだと、取引最終日に向けての急落地合は、ロールオーバーが終了後に急反発でその大部分を是正する傾向がある。… … …(記事全文3,910文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)