□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2021年4月30日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 素材市況高で天然ゴム相場に割安感、イノベーションの有無か単純な出遅れか =================================== <GSは資源価格に強気> 米金融大手ゴールドマン・サックスは4月28日、今後6カ月のコモディティ価格は13.5%上昇するとの見通しを示した。新型コロナウイルスのワクチン普及に伴い活動レベルが上がり、需要が拡大するとしている。特に6月は季節的に製造業や建設業の活動が活発化し易いことも指摘している。こうした需要拡大に対して、供給環境が十分に対応することができないため、需給ひっ迫からコモディティ価格は上昇するとのロジックになる。 また、低金利環境やドル安といった外部環境からの支援も指摘されている。今年は米長期金利の上昇、それと連動したドル高圧力が観測されているが、歴史的な低金利環境であることに変わりはなく、ドルの水準も依然として2015年以降のレンジ下限に近く、コモディティ価格を支援するとの見方が示されている。… … …(記事全文3,837文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)