□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2020年1月27日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 新型コロナウイルスが侵食するコモディティ相場の現状とポイント =================================== <予見可能性が乏しいマーケット環境> マーケットは新型コロナウイルスの消化一色に染まっている。感染被害が拡大を見せていることは間違いないが、どの程度のリスクを織り込めば良いのか予見可能性が乏しいだけに、パニック的な相場変動を迫られている。ファンダメンタルズに対して過度のリスクを織り込んだ割安な価格水準に到達している可能性もあれば、まだリスクを十分に織り込んでいない割高な価格水準に留まっている可能性もある。 当初は中国市場を中心としたリスクオフ圧力に留まっていたが、欧米株式市場、更にコモディティ市場でも工業用品のみならず農産物市場もリスクオフ圧力に晒されるなど、混乱状況は広がりを見せている。1月24日に中国が春節(旧正月)入りしたことで、中国株・コモディティ市場は休場となっているが、グローバルなリスクオフ圧力は週末を挟んでも収束に向かうことなく、寧ろリスクオフ圧力が強化される状態になっている。… … …(記事全文3,760文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)