□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年11月26日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== WPICは2019年の供給過剰見通しを撤回、それでも20年は供給不足回帰を予想 =================================== <2019年は供給「不足」見通しに修正> ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)は11月22日、「Platinum Quarterly Q3 2019」を発表した。同レポートでは、2019年の世界プラチナ需給バランスについて、3.0万オンスの供給「不足」との予想が示された。3ヵ月前の時点では34.5万オンスの供給「過剰」が予想されていたが、概ね需給均衡状態が確保できるとの見通しに修正されている。 背景にあるのは、投資需要環境が想定を上回っていることだ。3ヵ月前の時点では、投資需要を90.5万オンスと予想していた。これは18年の1.5万オンスからの急増を意味するが、今報告では更に120.0万オンスまで、3ヵ月で29.5万オンスもの大幅な上方修正が行われている。… … …(記事全文4,875文字)