□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年10月11日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 東京ゴムの急落を正した上海ゴム相場、プライシングに対する評価は高まろう =================================== <ゴム相場の急落一服> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、9月17日の1㎏=173.90円から10月3日の154.30円まで、僅か11営業日で19.60円(11.3%)の急落相場となった。10月1~7日まで上海期貨交易所のゴム先物相場が国慶節の連休入りしたタイミングで、一気に下げ足を加速した格好になる。ただ、足元では7営業日連続で安値更新が見送られており、10月10日の取引で160円の節目を回復し、9月27日以来となる2週間ぶりの高値を更新している。 10月入りしてからのゴム市場における焦点は、国慶節入り後に大きく値下がりした国際ゴム相場の価格水準を、連休明けの上海ゴム相場がどのように評価するかになっていた。1)バランス修正で急落、2)静観、3)割安評価で逆行高など幾つかの相場パターンが想定されたが、結果的には産地相場との価格差を修正する形での急落は明確に否定し、逆に横這いからじり高の展開になっている。… … …(記事全文3,552文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)