□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年10月09日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== リスク分散を進めるインプラッツ、南アのプラチナ鉱山事業はハイリスクに =================================== <長期トレンドラインが上昇せず> NYMEXプラチナ先物相場は、8月上旬の1オンス=850ドル水準から9月5日の1,000.80ドルまで急伸した。しかし、その後は9月末にかけて950ドル水準で保ち合う展開になった後、10月入りした後は875~905ドル水準まで更にコアレンジを切り下げる展開になっている。金相場は1,500ドル水準での値固めを進めており、パラジウム相場は過去最高値圏での取引になっているが、プラチナ相場に関しては逆行安と言える値動きが続いている。 10月8日時点で過去1カ月の騰落率をみてみると、金が0.5%安、銀が2.6%安、パラジウムが7.4%高に対して、プラチナは6.6%安となっている。パラジウム相場は明確な上昇トレンドを形成し、金相場も一定の底固さを示しているが、こうした中でプラチナ相場は大きく値を崩したことが明確に確認できる。… … …(記事全文3,394文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)