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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

株価急伸でも上がらないコモディティ価格、天然ゴムは膠着感が強まる

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年09月13日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  株価急伸でも上がらないコモディティ価格、天然ゴムは膠着感が強まる =================================== <リスクオンでも上がらない天然ゴム> 投資家のリスク選好性が強くなっているが、天然ゴム相場の値動きは鈍い。東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は、8月26日の1㎏=155.40円で底入れし、今週は170円の節目水準を回復しているが、薄商いの中で持ち高調整に終始する場面が目立つ。値動きの鈍さがより顕著なのは当限であり、こちらも8月26日の154.80円で底入れした後、9月5日の取引で165円水準まで切り返したが、今週(9月9~13日)の取引レンジは164.00~166.90円と、僅か2.90円の値幅に留まっている。本来であれば円安環境だけでも上昇圧力が正当化される局面だが、大きな値動きを拒否した状態が続いている。 ただ、こうしたリスクオン環境における伸び悩みは、ゴム相場に限定されたものではない。例えば原油や銅相場など他の産業用素材市況をみても、大きな値動きは確認できていない。LME銅3ヵ月物だと、9月3日の1トン=5,610ドルをボトムに5日の5,845ドルまで切り返したが、その後は概ね横這い状態になっている。原油相場に至っては逆に軟化傾向を見せており、9月のマーケット環境としては「株価上昇」と「コモディティ価格横這い」が基本的なトレンドになっている。
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