□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年09月06(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 底固さを見せる上海ゴム相場のエネルギー源、タイ産RSS現物相場も反発傾向 =================================== <中国建国70周年に向けて上がる上海株、そして上海ゴム> 東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は、8月26日の1㎏=155.40円で下げ一服となり、その後は160円台を中心に方向性を欠く展開になっている。新規手掛かり難からリスクマーケット全体の地合との連動性が見受けられるが、上下双方に対して決定打を欠いた状態にある。6月7日の207.90円をピークとしたダウントレンドが一服した格好だが、改めてゴム相場を押し上げていくような材料も乏しく、再び薄商いの持ち高調整中心の展開へと移行する可能性も高まり始めている。 一方で、上海期貨交易所の天然ゴム先物相場は、明確な上昇トレンドを形成し始めている。8月中旬は1トン=1万1,000元台中盤で揉み合う展開が続いていたが、8月最終週に突然に地合を引き締め初め、9月4日の取引で1万2,000元台を回復し、同水準定着を打診する展開になっている。… … …(記事全文3,666文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)