□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年07月26日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 中露の中央銀行の金買い続く / なぜ中央銀行は金を保有しているのかWGC調査 =================================== <中銀の金購入は今年も堅調> ロシア中央銀行は、6月に金保有高が18.7トン拡大したことを報告した。今年は1~6月期の累計で95.8トンの金購入を行った計算になる。昨年の105.3トンには届いていないが、年間で274.3トンを購入した昨年に近いペースで金購入が行われている。 中国人民銀行(中央銀行)も6月に金保有高を10.3トン拡大しているが、こちらは1~6月期の累計で74.1トンになる。昨年は1~11月期は金購入を行わず、12月に突然に10.0トンの購入を行ったことがマーケットを慌てさせたが、1~6月期の段階で昨年通期の7.4倍の金購入が行われている。… … …(記事全文3,900文字)