□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年04月10日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 4月USDA報告はネガティブでも下げないコーン、やはり作付け環境は深刻 =================================== <4月WASDEのコーン報告はネガティブ> 米農務省(USDA)は4月9日、最新の需給報告(WASDE)を公表した。穀物市場にとっては1か月に一度の重要イベントになるが、同日のシカゴ穀物相場は、1Bu当たりでトウモロコシが前日比変わらずの360.00セント、小麦が同5.75セント安の459.50セント、大豆が同変わらずの898.75セントとなり、トウモロコシと大豆がともに横這い状態となる珍しい現象が観測されている。 4月報告ではまだ2019/20年度産の需給見通しが発表されないためにイベントとしての重要性が低いことに加えて、3月29日に四半期在庫(3月1日時点)が発表されて18/19年度の中間地点での在庫が確定しているため、米国産期末在庫見通しについてどのような数値が出てくるのか、ある程度は想定できていたことが、相場が動意を欠いた背景の一つである。… … …(記事全文4,258文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)