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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

リスクオンでも下げ渋る金相場、中国人民銀行の金購入とFRBの危機

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年04月08日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  リスクオンでも下げ渋る金相場、中国人民銀行の金購入とFRBの危機 =================================== <リスクオンでも下げ渋る金相場> COMEX金先物相場は、1オンス=1,285~1,300ドル水準で「上値が重いが下げ渋る」、「下値は堅いが上げ渋る」と、どちらの評価でも可能な中途半端な地合になっている。2月20日の1,349.80ドルを最後に高値更新が見送られていることを重視すれば、リスク投資環境の地合改善と連動して上値が重くなってきているとの評価が可能になる。過度の景気減速懸念が後退し、更に米中通商合意が実現する可能性が浮上する中、米国株は連日の年初来高値更新となっている。昨年10~12月期の急落前の株価水準を打診するような動きを見せる中、安全資産に対する退避ニーズが後退していることは否めない。一方で、株価との逆相関関係を重視するのであれば1,200ドル水準まで下落していても不思議ではなく、こうしたネガティブな相場環境の中で依然として1,300ドル近辺の値位置を維持していることを高く評価することも可能である。根強い安全資産に対する投資ニーズが確認できているとの評価も可能な状況になっている。 さて、4月5日には3月米雇用統計が発表されたが、同日の金相場は前日比1.30ドル高の1,295.60ドルと小動きに留まった。雇用統計発表直後には一時1,288.30ドル(前日比6.00ドル安)まで軟化したが、比較的短時間で押し目買いが誘われており、強弱評価が割れたことが確認できる。
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