□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年03月27日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== WTI原油先物の逆サヤ化は時間の問題に、需給引き締めに自信強まる =================================== <3月は株価と原油価格の相関が崩れている> NYMEX原油先物相場は、1バレル=60ドルの節目を巡る攻防を続けている。昨年12月24日の1バレル=42.36ドルを起点とした上昇相場だが、3月21日に高値60.39ドルを付けた翌日に独仏の製造業指標悪化で世界の株価が急落した結果、一気に60ドル台確立を打診することに失敗している。ただ、3月は株価と比較すると原油相場の堅調地合が目立ち、相対的な底固さは確認できる状況になっている。 NYMEX原油先物相場とダウ工業平均株価は、年初から極めて強い相関関係を示しており、相関係数(-1~+1の間で相関を示す)は1月が+0.92、2月が+0.82となっており、ほぼ同様の価格形成が続いていた。このため、1~2月の原油高に関しては、需給環境の改善を反映したのではなく、単純に株価につれ高しただけに過ぎないのではないかとの疑惑が残されていた。しかし、3月の相関係数は+0.18まで低下しており、株価が伸び悩む局面でも原油相場は着実に上値を切り上げたことで、年初からの原油高の原動力が需給要因に基づくものであることが漸く確認されつつある状況と言える。… … …(記事全文4,289文字)
