□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年03月14日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== ブラジルの豊作で低迷するコーヒー相場、今年は裏作でも市場の目線は厳しい =================================== <ブラジルの過去最高の豊作が相場を押し下げる> コーヒー相場が急落している。ICEアラビカコーヒー先物相場は1ポンド=100セントの節目を本格的に割り込み始めており、中心限月ベースだと2006年7月以来となる12年8ヵ月ぶりの安値を更新している。Liffeロブスタコーヒー先物相場はそこまでの値崩れは見られないが、1トン=1,500ドル水準の値位置は2010年代の取引レンジ下限であり、国際コーヒー相場が歴史的な低迷局面を迎えていることが確認できる。 コーヒー相場の下げを主導しているのがアラビカ種であることからも推測できるように、コーヒー相場低迷の主因は主産地ブラジルの供給圧力の強さである。ブラジル食糧供給公社(Conab)の昨年12月18日時点の発表によると、2018年の同国コーヒー生産高は6,165万袋だが、これは前年比27%の急増であり、過去最高水準になる。5月時点の5,804万袋が9月時点では5,990万袋まで引き上げられていたが、そこから更に大幅な上方修正が行われている。… … …(記事全文3,321文字)
