□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年03月12日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2ヵ月にわたって続くプラチナETF買い、もしこの流れが続いたら? =================================== <800ドルが心理的支持線に> NYMEXプラチナ先物相場にとって、1オンス=800ドル水準は特別な意味を持つ価格水準になる。長期トレンドでみると、2008年の世界同時金融危機発生時の安値が08年10月の752.10ドル、そして米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ着手直後となる16年2月安値が811.40ドルであり、2000年台中盤以降の急落局面では二度にわたって800ドル水準が支持線として機能しているためだ。これは18年以降のプラチナ相場の低迷局面でも変わりはなく、特に18年8月以降は約7カ月にわたって800ドルの節目を巡る攻防が繰り返されている。 「800ドル台を割り込んではいけない」との明確な根拠が存在する訳ではない。プラチナ相場の800ドル割れでプラチナ鉱山生産が止まる訳ではなく、需要が強く刺激される訳でもない。たまたま800ドル割れに抵抗を見せているに過ぎないのかもしれない。しかし、過去2度にわたってダウントレンドの終着点が800ドル前後であったことも事実であり、長期トレンドでは800ドル水準でダブルボトム(二番底)が形成されているチャート環境が、今回のダウントレンドにおいても800ドル水準でトリプルボトム(三番底)形成を促すのではないかとの見方を促すことになる。一種の心理的な支持線が形成された状態にあり、昨年8月以降はこの支持線をブレイクできない状態が続いている。… … …(記事全文4,011文字)
