□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年02月18日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 株高、ドル高と最悪の投資環境でも金価格が値下がりしなかった理由 =================================== <株高、ドル高でも値下がりしない金価格の怪?> 金相場の堅調地合が続いている。COMEX金先物相場は、2月1日の1オンス=1,328.20ドルでピークを確認し、2月14日の1,304.70ドルまで調整売りに下押しされる展開になった。しかし、その後は改めて買いが膨らんでおり、プレシデンツ・デーで米市場が休場となる18日のアジアタイムには、早くも年初来高値を更新する展開になっている。 2月の金融市場環境をみれば、ダウ工業平均株価は連日の過去最高値更新になっており、投資家のリスク選好性は強い。昨年12月下旬には2万2,000ドル台を割り込んでいた相場が、2月15日終値では2万5,883ドルとなり、昨年12月3日以来の高値を更新している。米企業の10~12月期決算発表の一巡で調整売りが膨らむ場面も見られたが、それと岩替わる形で米中通商協議の進展期待をメインテーマに設定し、株高トレンドは維持されている。… … …(記事全文4,382文字)
