□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年02月15日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 需要は項目間のばらつき目立つも、価格低下でも供給減らないプラチナの悲劇 =================================== <2019年もプラチナは供給過剰か> 英貴金属商ジョンソン・マッセイ社が最新の「PGM Market Report」を公表した。今回から2019年需給についても踏み込んだ言及が行われているが、プラチナに関しては供給過剰状態が続くとの慎重な見通しになっている。 2018年に関しては、鉱山生産が前年比0.3万オンス増の610.8万オンスとほぼ横這いに推移する一方、総需要が同17.6万オンス減の782.5万オンスに留まり、更にリサイクル供給が14.3万オンス増の551.5万オンスとなった結果、供給と需要の双方から需給緩和圧力が強まり、17年の17.6万オンスから49.8万オンスまで供給超過幅が拡大した。19年に関しても供給過剰状態の解消は難しいというのが基本認識になる。… … …(記事全文5,580文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)