□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年01月17日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== パラジウムが金価格を上回る / 南アのストライキのリスクの傾向と対策 =================================== <パラジウムは金相場を上回る> NYMEXプラチナ先物相場は、12月に1オンス=780~800ドルのレンジで揉み合う展開になった後、年末・年始のリスクオフ圧力一服後は1月7日の836.30ドルまで急伸した。しかし、その後は約1週間にわたって820ドル台をコアとした保ち合い相場を経て、足元では再び800ドル割れを打診する値動きになっている。リスク投資環境の地合改善が進んでいるが、プラチナ相場は株高の恩恵を享受することができない状態が続いており、ファンダメンタルズに関する評価の低さが強く窺える状況になっている。 これとは対照的な値動きになっているのがパラジウム相場であり、年明け直後の1,200ドルの節目突破から急伸地合を形成しており、1月16日終値は1,318.50ドルに達している。同日の金相場の終値は1,293.80ドルであり、ついに当限ベースのみならず中心限月ベースでもパラジウム相場が金相場を上回る状態が実現している。… … …(記事全文3,942文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)