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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

株価急落局面で急騰するパラジウム、ETF売りの逆風さえ吸収

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2019年01月09日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ===================================  株価急落局面で急騰するパラジウム、ETF売りの逆風さえ吸収 =================================== <改めて過剰供給リスクと向き合う> 2019年の貴金属市場では、金相場の高騰が注目を集めた。年末・年始の薄商いの中でリスクオフ化が加速する中、投機資金はリスク資産売り・安全資産買いの反応を見せ、COMEX金先物相場は昨年6月15日以来で初めて1オンス=1,300ドルの節目を突破している。 通常、金市場ではドルとの逆相関関係が重視される傾向が強いが、昨年10月以降の金相場の安全性は、専ら「ドル」ではなく「リスク資産」に対して議論が行われており、ドルよりも株価との逆相関関係が目立つ状況にある。昨年10月1日から今年1月8日までのCOMEX金先物相場とダウ工業平均株価、ドルインデックスの相関係数(-1~+1の間で相関度を示す)を計算すると、金とダウは-0.84、金とドルインデックスは+0.16であり、金相場と株価が表裏一体の正反対の値動きになる一方、金相場とドル相場は殆ど明確な相関を示せていないことが明確に確認できる。全ての議論は「株価への影響」の視点に集約されることになり、安全資産に対する資金シフトの必要性を巡る評価が、金価格の動向を決定づけることになる。
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