□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年12月31日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2018年の天然ゴム市況レビュー ~マクロ需給要因の下げ続く~ =================================== <マクロ需給要因に基づく値下り圧力> 2018年の東京商品取引所(TOCOM)天然ゴム先物相場は平均で1kg=178.62円となり、17年の227.19円からは48.57円(21.4%)の値下りになった。年間高値は336.70円から216.30円まで、年間安値は178.80円から151.00円まで、それぞれ切り下がっている。前年比では高値が150.40円安、安値が27.80円安であり、急落相場を形成したというよりも、17年から18年にかけて上値を大きく切り下げることで、コアレンジが一気に切り下がったことが確認できる。 年間高値は1月の216.30円、年間の安値は11月の151.00円であり、1年を通じて戻り売り優勢の展開になった。17年は高値1月、安値6月であり、17年と比較すると18年は特に年後半の地合が著しく悪化したことが窺える。… … …(記事全文3,791文字)
