□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年09月27日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 景気を刺激する米政府、景気抑制に動き始めたFRB =================================== <金融政策は緩和から中立、そして引締めへ> 9月25~26日の日程で米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されたが、金市場の視点では強弱双方の評価が可能な結果に終わった。COMEX金先物相場は26日終値の1オンス=1,199.10ドルに対して、政策発表直後に1,204.50ドル(前日比5.40ドル高)まで上昇した後に1,194.60ドル(同4.50ドル安)まで下落したが、最終的には1,200ドルの節目水準に収束しており、FOMCをきっかけに新たなトレンドを形成することは見送られている。 まずは事実を確認しておくと、今会合ではフェデラル・ファンド(FF)金利の誘導目標が0.25%引き上げられ、2.00~2.25%とされた。今年3回目の利上げであり、2015年12月にゼロ金利解除に動いてからの利上げサイクルが着実に消化されていることが確認できる。… … …(記事全文4,627文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)