□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年05月18日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== プラチナ需給は2年連続の供給過剰、ジョンソン・マッセイ社の2018年予想 =================================== <鉱山生産は伸びないが、リサイクル供給増加> 英ジョンソン・マッセイ(JM)社は5月14日に公表した最新の「PGM Market Report」において、2018年の世界プラチナ需給が31.6万オンスの供給過剰になるとの見通しを示した。17年は10.1万オンスの供給過剰だったが、2年連続で需要をカバーする供給量が確保できるとの見通しになる。大規模な需給ギャップが想定されている訳ではないが、自動車触媒、宝飾、投資需要の低迷に加えて、リサイクル供給が拡大することが、プラチナ需給に対する緩和圧力を強化するとのロジックである。 2018年の鉱山生産に関しては、前年比5.8万オンス減の605.4万オンスと抑制されることが予想されている。南アフリカが4.9万オンス減の441.0万オンス、ロシアが3.0万オンス減の66.2万オンス、その他が2.1万オンス増の98.2万オンスと予想されている。… … …(記事全文3,817文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)