□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2018年05月21日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ =================================== 2ヵ月ぶりの高値を更新した上海ゴム相場、上昇圧力の持続性は乏しい =================================== <上海ゴムは2ヵ月ぶりの高値更新> 上海ゴム先物相場は4月から1トン=1万1,000元台でのボックス相場を繰り返すだけの展開になっていたが、5月21日の取引で突然に急伸し、高値は1万2,355元に達している。これは3月20日以来となる約2カ月ぶりの高値を更新していることを意味する。 週末を挟んでの突然の急伸とあって、考えられるシナリオの一つは生産国が何か強力な市況対策の方針を打ち出す展開になるが、週末に生産国の特に目立った動きは報告されておらず、当然に新たな市況対策での合意文書発表といった公式な動きも確認できない。タイ、インドネシア、マレーシア、ベトナムは減産期明けを見据えて新たな市況対策導入で基本合意しているが、月末まで残り2週間を切る中でもその後の報告は行われていない。… … …(記事全文3,682文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)