□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年05月25日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。5月のFOMC議事録を検証します。米金融政策環境について、主に金市場の目線から注目すべきポイントを網羅的に取り上げてみました。 =================================== FOMC議事録が明らかにした金融政策の論点を、金価格の視点から検証する =================================== <FOMC議事録は若干のハト派評価に> 米連邦準備制度理事会(FRB)は5月24日、5月2~3日に開催した米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事要旨を公表した。FRBは今年3月に0.25%の追加利上げに踏み切ったが、その直後の会合で今後の金融緩和解除をどのような方針で進めるのか手掛かりが得られる重要資料になる。 最初に前提知識として同FOMCの声明文を振り返ってみると、「経済活動の成長が鈍化」と1~3月期の経済成長ペースが減速したことを確認する一方で、「第1四半期の経済成長の減速は一時的である可能性が高い(likely to be transitory)」として、成長下振れ局面への移行ではなく、一時的な減速との評価を下していた。その上で、「経済活動が緩やかなペースで拡大し、労働市場の状況はさらにいくらか力強さを増し、インフレ率は中期的に2%近辺で安定する」として、「金融政策の運営姿勢の緩やかな調整」が正当化できるとの論理建てを行っていた。… … …(記事全文4,787文字)
