□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2017年05月12日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場の短観です。上海ゴム相場は安値更新サイクルが続いていますが、現在の相場を支配しているロジックを読み解きます。 =================================== 天然ゴム、鉄鉱石価格の上昇は、習政権への挑発になりかねない状況に =================================== <政治的に上がらない中国コモディティ価格> ゴールデン・ウィーク明け後の東京商品取引所(TOCOM)の天然ゴム先物相場は急落した。連休前は底打ちの可能性を示していた上海ゴム相場が改めて年初来安値を更新する動きを見せたことで、それに引っ張られる形で上値の重さが再確認されている。急激な円安の影響で、年初来安値198.00円(4月20日)割れを打診するような動きまではみられない。しかし、5月2日終値が221.70円だったのに対して、9日には一時204.50円まで急落するなど、依然として底打ち判断には慎重姿勢が求められる状況になっている。 上海ゴム相場は、4月19日の1トン=1万3,950元をボトムにゴールデン・ウィーク直前の5月2日には1万5,345元までリバウンドし、1万5,000元の節目を回復していた。このため、連休中に安値是正の動きが本格化するリスクが警戒されていたが、5月4日の取引で突然に1万4,000元割れの急落地合となり、今週も10日の取引で1万3,225元を記録するなど、5~10日にかけては4営業日連続で年初来安値を更新する展開になっている。結果的に、ゴールデン・ウィーク直前に1万5,000元台を回復したのは単純な「自律反発」であったことが確認されており、上海ゴム相場の底打ち判断にはなお慎重姿勢が求められることになる。… … …(記事全文4,374文字)
