□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2016年03月18日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の短観です。今週前半は値下り傾向を強めていた原油相場ですが、ここにきて改めて上値切り上げの動きを見せています。最近の原油市場の論点を、中東産油国と米国のシェールオイルの二点から解説します。 =================================== 産油国会合への期待と警戒が高まるも、より重要なのはシェールの生産動向 =================================== <ドル安の影響は原油高の2割に過ぎない> 国際原油価格が再び強含んでいる。NYMEX原油先物相場は、3月11日の1バレル=39.02ドルをピークに15日の35.96ドルまで軟化していたが、その後は16日が前日比2.12ドル高の38.46ドル、17日が同1.74ドル高の40.20ドルと2営業日連続で急伸し、昨年12月4日以来の高値を更新している。即ち、2月11日の26.05ドルを起点とした原油価格のリバウンド局面にはなお終止符が打たれていないことが確認されている。… … …(記事全文4,277文字)
