□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年09月08日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今日は、久しぶりに銅相場を取り上げます。これまで中国リスクの影響もあって明確なダウントレンドを形成していましたが、 9月入りと前後して、やや安値是正の動きが優勢になっています。銅市場で何が起きているのかを把握することは、他の低迷が続くコモディティ市況を考える上でも重要でしょう。最新状況をレポートします。 =================================== 急落が続いていた銅相場が反発中、資源大手グレンコアが迫られた決断 =================================== <銅市場におけるグレンコアの挑戦> 銅価格が反発している。LME銅相場(3ヶ月物)は、8月26日の1トン=4,935ドルをボトムに、9月7日の取引では5,148ドルまで4%を超える上昇率を記録している。5月5日の6,480ドルを基点に4ヶ月近くにわたってほぼ一方的とも言えるダウントレンドを形成していたが、ここにきて安値是正の動きが活発化していることは間違いない。なお、2009年中盤以来の安値圏にあるものの、銅市場において常に猛威を振るっていた逆風が和らぎ、銅相場のダウントレンドは小康状態を迎えている。… … …(記事全文4,116文字)
小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~
小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)