□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年05月13日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。USDAは5月分の需給報告を公表しました。USDAは5月から新穀の需給報告を開始するため、これでシカゴ穀物相場は新穀需給についてより精度の高い分析を行うことが可能になります。既に2月のアウトルック・フォーラムなどでも新穀需給見通しは公表されていますが、その後の3ヶ月でUSDAの見通しがどのように変わったのかを中心に検証します。少し細かい数値の解説が多くなりますが、お付き合い下さい。 =================================== USDA5月需給報告のポイント、2015/16年度の穀物需給見通しを考える =================================== <つまらないコーンの新穀供給見通し> 米農務省(USDA)は5月12日、最新の需給報告(WASDE)を発表した。今月から2015/16年度(新穀)の需給見通しも発表が開始され、既に生産地の作付け環境に一喜一憂しているシカゴ穀物相場は、これから一段と天候相場色を強めることになる。15年8月の期末に向けて14/15年度(旧穀)の需給相場も同時進行しているが、記録的豊作で需給緩和状態が実現した14/15年度が、15/16年度にどのような変化を見せるのかが注目されることになる。 米国産トウモロコシの15/16年度需給見通しであるが、供給サイドに関しては面白みを欠く内容になった。作付面積見通しは、14/15年度の9,060万エーカーから8,920万エーカーまで1.5%下振れしたと報告されている。しかし、これは3月末の作付意向面積調査で報告された数値と同じであり、基本的には4月以降の作付け環境を受けて何か見通しに修正が行われた訳ではない。… … …(記事全文5,617文字)
