□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年05月11日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。先週末に4月米雇用統計が発表されました。3月にネガティブ・サプライズとなった米雇用環境のその後を考える重要統計になりますが、金市場の視点からどのような結果になり、それが今後の金価格にどのような影響を及ぼすのかを検証します。 =================================== 4月米雇用統計を受けての金相場、4月FOMCの分析は裏付けられたのか? =================================== <評価に困る4月雇用統計の結果> COMEX金先物相場は、1オンス=1,175~1,200ドルをコアとしたボックス気味の相場展開が続いている。5月8日には米労働省から4月分の雇用統計が発表され、マーケットではここで動意付く展開を期待していた向きも多かった。しかし、同日のCOMEX金先物相場は前日比+6.70ドルの1,188.90ドルと一応は買い反応を示したものの、過去1ヶ月半にわたって続くレンジ内でのポジション調整に終始している。ボックス相場が続いているものの、取組高が特に積み上がることもなく、比較的短いタイムスパンでエントリーとイグジットが繰り返されている相場であることが窺える。 4月雇用統計に関しては、3月雇用統計の大幅な悪化が一時的か否かを見極めることが最大の関心事になっていた。4月28~29日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)では、冬季の景気減速を「一過性の要因を一部反映」と解説していたが、こうしたFOMCの分析が正しいのか否か、雇用統計から見極めたいと考えていた向きが多かったためだ。… … …(記事全文4,249文字)
