□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年04月17日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今週は、OPECとIEAからそれぞれ4月分の月報が公表されました。マーケットでは必ずしも注目度が高かったイベントとは言えませんが、現在と将来の原油需給動向を考える上で興味深いデータや考察が多数含まれています。今回はそこから重要と思われるポイントを幾つかピックアップして、当レポート独自の視点も交えながら解説します。 =================================== サウジは3月に大規模増産、何を意図した動きなのかを考える =================================== <「サウジの増産量>シェールオイルの減産量」> 石油輸出国機構(OPEC)は4月16日に発表した4月月報(Oil Market Report)において、3月のOPEC産油量が日量3,079万バレルに達したことを明らかにした。これは2月の2,997万バレルを81万バレル上回っており、約4年ぶりとなる高レベルの原油生産を行っていたことを意味する。 内訳としては、サウジアラビアが日量35万バレルの増産に踏み切ったのが目を引くが、それ以外にイラクが32万バレル、リビアが17万バレルなど、3カ国が10万バレル超の増産に踏み切っている。リビアに関しては、内戦の反動の意味合いが大きいため、増産というよりも正常化プロセスの過程と評価でき、特にサプライズ感はない。ただ、サウジアラビアやイラクはこれまで特別に大きな減産を強いられていた訳ではなく、こうした中で大規模増産に踏み切っていることにどのようなメッセージがあるのかは、慎重に見際める必要がある。… … …(記事全文4,395文字)
