□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年04月15日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム相場は、国内外ともに明確な方向性を打ち出せない展開が続いています。国際需給は緩和状態にありますが、生産コストの論理が下値を支え、強弱感が交錯した不安定な地合が続いています。今回は、最新の天然ゴム相場環境に加えて、タイとロシアを巡る天然ゴム関連の動きについても解説します。タイで軍事政権が誕生したことが、タイ産天然ゴムの位置付けにも微妙な修正を迫っています。 =================================== タイとロシアが高レベル協議開催、国際政治力学とタイ産天然ゴムの行方 =================================== <西側から不評を買うタイ=ロシアとの関係強化> 天然ゴム相場も、国際政治の力学とは無縁ではないようだ。 ロシアとタイは4月8日、ロシア産の軍事兵器をタイに売却する一方で、タイからロシアに向けて天然ゴム輸出を拡大することで合意した。タイは昨年5月のクーデターで軍事政権が樹立されたこと、ロシアはウクライナへの侵攻を行ったことで、両国ともに米国や欧州などとの政治関係が著しく悪化している。こうした中、敵の敵は味方とばかりに、今回は幅広い分野で両国の協力関係を強めることが合意されている。ロシアのメドベージェフ首相は、ロシア首相としては25年ぶりにタイを訪問し、首脳レベルでの協議が行われている。… … …(記事全文4,164文字)
