□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年04月14日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。原油相場の短観です。原油需給環境に目を向けると、3月下旬以降はシェールオイルの減産開始時期を巡る議論が活発化しています。なぜシェールオイルの減産が注目されるのか、それによって原油価格は上昇できるのかなど、様々な論点が浮上しています。EIAの予想している5月のシェールオイル生産動向、IEAや大手金融機関の見方、原油市場におけるマネーフローの変化などを網羅的に解説します。 =================================== シェールオイルは5月に減産開始か、先物買いは9ヶ月半ぶりの高水準 =================================== <投機買いは昨年の急落前の水準を回復> NYMEX原油先物相場は、1バレル=50ドルの節目を挟んで揉み合う展開が続いている。昨年後半の原油相場は半年間で半値水準まで急落したが、今年に入ってからは押し目買いと戻り売りが交錯する不安定な地合が続いており、明確な方向性を打ち出せていない。1月安値43.58ドル(29日)に対して、3月安値は42.63ドル(17日)と下値は切り下がったが、その後は直近の戻り高値54.22ドル(2月18日)を試す動きを見せるなど、強弱感が交錯する不安定な地合を強いられている。 米商品先物取引委員会(CFTC)の建玉報告(COTレポート)をみると、大口投機筋(Non-Commercials)の買いポジションは直近の4月7日時点で52万0,929枚に達しており、昨年7月1日の週以来の高水準を記録している。昨年11月25日の週の40万0,621枚で買い玉整理の動きは一巡し、投機筋が徐々に買いポジション構築に動き始めていることが明確に確認できる。70ドル割れと前後して、リバウンド狙いの買いポジション構築の動きが活発化しているのは明らかである。… … …(記事全文5,051文字)
