□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年04月08日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。短期間に強気と弱気ムードが入れ替わる展開が続いている原油相場ですが、4月はやや買いの勢いが勝る状況です。その背景としてシェールオイル生産鈍化がクローズアップされていますが、この問題をどのように考えれば良いのか検証します。もちろん、こうした動きは原油需給の緩和状態を是正する要因になりますが、マーケットの意見は必ずしも肯定的なものばかりではありません。 =================================== 原油相場急落の「成果」、シェールオイル生産の鈍化をどう考えるのか? =================================== <4月はシェールオイル生産の曲がり角に> 「過去の原油価格高騰に刺激を受けたシェールオイルなど非在来型原油の大規模増産」と「中国を筆頭とした新興国の原油需要鈍化」と、供給と需要の双方から需給緩和圧力に晒された国際原油市況は、価格低下によって生産調整を促すというチキンレースを演じている。これまでの石油輸出国機構(OPEC)主導の供給管理システムを維持し続けることができなくなる中、OPEC加盟国が非加盟国に対して減産という本来であれば産油国として望ましくない政策対応の負担分担を求めた格好と言える。 このため、原油市場においてはどの段階で「原油価格急落→生産調整(少なくとも増産鈍化)」の動きが見られるのかが注目を集めている。従来の需要見通しのカーブを下方シフトさせることができれば、減産と同じ効果が得られることになり、需給均衡化が実現する見通しも立ち易くなるためだ。… … …(記事全文4,216文字)
