□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年04月06日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回の雇用統計は、米市場がグッド・フライデーの休場中に発表が行われました。まだマーケットの評価ははっきりと定まっていませんが、どのような内容になり、それが金価格動向にどのような修正を迫っているのかを検証します。また、グッド・フライデー中は、世界の主要金市場の中で取引が行われていたのはTOCOMだけという珍しい状況も実現しました。普段は分かりづらいTOCOMの実力が明らかになっているため、市況解説とは少し離れた視点からの検証も行います。 =================================== 3月米雇用統計を受けての金相場環境、グッド・フライデーのサプライズ =================================== <偶然の一致でTOCOMの実力が見えてきた> 今年の4月3日は、グッド・フライデー(Good Friday)と3月米雇用統計の発表が重なるカレンダーの偶然に見舞われた。雇用統計はインフレと並ぶ米金融政策の決定要因であることに加えて、実体経済動向を計る上でも重要指標になるため、雇用統計発表前後の金相場はボラタイルな展開になる傾向が強い。今回も先行き不透明感が強まる米金融政策環境について、多くの市場関係者が手掛かりを得ようとその結果に注目していた。 しかし今年は、キリスト教圏の全ての取引所が取引を休止する中で、雇用統計の発表を迎えることになった。ロンドンの金値決めもこの日は行われず、COMEX金先物も立会い(Open outcry)に加えて電子取引(Globex)も取引を休止するため、雇用統計発表される時点で取引が行われているのは東京商品取引所(TOCOM)のナイトセッション(夜間取引)だけという珍しい状況になっている。… … …(記事全文5,585文字)
