□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年04月03日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。天然ゴム価格は相変わらず方向性を欠いていますが、今回は原油やパーム油、大豆といった他マーケット動向との関係を解説します。天然ゴムは減産期に突入していますが、今回はマクロな視点から現在の相場環境を考えます。また、ブリジストン社からゴム生産における革命的な動きも報告されていますので、その意味なども解説します。 =================================== 原油、パーム油、大豆価格と天然ゴムの不思議な関係を考える =================================== <東南ア以外でも天然ゴムを生産しようとする試み> タイヤメーカー大手ブリジストンは3月26日、「グアユ―ル」による天然ゴムの試験生産を米国のアリゾナ州で開始したことを明らかにした。「グアユール」の存在を知っている一般の人は殆どいないと思われるが、世界のゴム協会、市場関係者のから熱い視線が投げ掛けられている注目の「農産物」である。 一般的に、東南アジアで生産されている天然ゴムは、「パラゴムノキ」というブラジル原産の樹木の幹を削って得られる白い乳液(=ラテックス)が原料になる。ブラジルではこの貴重なパラゴムノキが禁輸対象になっていたが、19世紀後半にイギリス人がその種を密かに持ち出すことに成功し、当時はイギリスの植民地だったマレー半島を基点に、東南アジア全域に天然ゴムのプランテーションが広がっていった。… … …(記事全文4,732文字)
