□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月30日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。先週後半以降の原油相場ではイエメン情勢が注目を集めていますが、今回は原油市場における地政学的リスクの考え方を再検証します。かつてと地政学的リスクに対する評価がどのように変わっており、その中で現在のイエメン情勢をどのように考えれば良いのかを考えてみましょう。 =================================== イエメン情勢から考える、原油価格と地政学的リスクの関係性 =================================== <原油価格と地政学的リスクとの関係を考える> NYMEX原油先物相場は、3月26日の取引で1バレル当たり前日比+2.22ドルの51.43ドルと急伸したものの、翌27日の取引では同-2.56ドル安の48.87ドルと急反落するなど、不安定な地合を強いられている。イエメン情勢の緊迫化を受けて、この「地政学的リスク(Geopolitical Risk)」をどのように消化すべきなのか、マーケットが瞬時の判断に迷ったことが窺える状況になっている。 「地政学的リスク」はスウェーデンの政治学者チェレーン(1864~1922年)が考案した概念であり、2002年9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文で採用されたことで、マーケットでも明確な価格変動リスクとして認識され易くなってきた。… … …(記事全文4,749文字)
