□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月25日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。シカゴ穀物相場は方向性の定まらない展開が続いていますが、月末にはUSDAから四半期在庫と作付意向面積という二つの重要統計が発表されます。そこで今回は、2015/16年度の面積環境を中心に、今後の需給見通しについて検証します。マーケットがどのような視点から作付意向面積の発表を待っているのかを解説します。 =================================== 穀物天候相場のスタート直前、作付意向面積の位置付けを考える =================================== <まだ15/16年度の天候相場は始まらず> 日経平均株価が2万円の大台を窺うなど、世界の株式市場ではリスクオンの地合が観測されている。米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ時期を巡る思惑が不確実性をもたらしているが、日欧を筆頭に世界の中央銀行が流動性供給を継続する一方、国債利回りの低下圧力が続く中、投機マネーはリスク資産に向かい易い投資環境が維持されている。 一方、シカゴの穀物相場は相変わらず変わらず膠着気味の相場展開になっている。3月上旬は急激なドル高圧力を背景に値位置を切り下げる場面も見られたが、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル相場反落でこうした流れはあっさりと勢いを失い、結果的に2月の取引レンジに回帰してしまっている。2014/15年度(旧穀)需給に関しては材料出尽くし感が強いものの、15/16年度(新穀)需給見通しを織り込み始めるには時期尚早感も強く、ドルや原油といった需給に対して間接的な影響を及ぼす他マーケットの動向に一喜一憂する展開が続いている。… … …(記事全文4,347文字)
