□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月19日(木)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。金市場における今月最大のイベントとも言えるFOMCが終了しました。この結果を受けて最近のドル相場高・金相場安のトレンドは調整局面を迎えていますが、主に金市場の視点から今回のFOMCを読み解きます。FOMCでどのような状況が提供され、それが金相場環境にどのような影響を及ぼすのかを検証します。 =================================== イエレンFRB議長の曖昧化戦略が成功、金相場は三歩進んで二歩下がる =================================== <FOMCは着実に利上げへの地ならしを進めている> 3月17~18日に今年二回目となる米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されたが、金価格に対しては強弱どちらの評価も可能な中途半端な結果に終わったと評価している。 FOMC声明文発表前にクローズした18日のCOMEX金先物相場が1オンス=1,151.30ドル(前日比+3.10ドル)だったのに対して、FOMC後の金相場は1,170ドル前後の値位置まで急伸しており、一応は金価格に対してポジティブな内容と評価した向きが多いことが窺える。ただこれは、改めて金相場を買い進む動きが強まったというよりも、3月入りしてから拡大していた売りポジションの利益確定が進められた影響が大きいとみられ、金相場を取り巻く相場環境が大きく変わったとは考えていない。FOMCをきっかけに、ドル買い・金売りのスピード調整が行われたに過ぎない。… … …(記事全文4,674文字)
