□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月18日(水)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回は、コーヒーと砂糖相場を取り上げます。国内では小売価格に値上げの動きも報告されている商品ですが、ドル建て相場は強力な下押し圧力に晒されています。南アフリカ通貨ランド安がプラチナ相場を押し下げているように、ブラジル通貨レアルがコーヒーと砂糖相場に大きなダメージを及ぼしています。余り需給動向は話題にならなくなっているマーケットですが、需給も含めて最近の相場環境を解説します。 =================================== 利上げでもブラジル通貨安に歯止め掛からず、コーヒーと砂糖相場に逆風 =================================== <需給逼迫も急落が続くコーヒー相場> 国際コーヒー価格の値下がり傾向が強くなっている。ICEコーヒー先物相場は、昨年10月に約2年半ぶりの高値となる1ポンド=220セント台まで値位置を切り上げていたが、その後は断続的に価格水準を切り下げ、3月は130セント割れを打診する展開になっている。 とは言っても、コーヒー需給に何か大きなネガティブ材料が生じている訳ではない。国際コーヒー機関(ICO)のSilva事務局長は3月13日、2015/16年度の世界コーヒー需給が800万袋(1袋=60kg)の供給不足になるとの見方を示している。引き続きブラジルの旱魃被害などがコーヒー生産拡大の動きを阻害しており、需要の拡大に見合った供給量を確保することは難しいとの懸念が示されている。ICOの2月月報でも、14/15年度の供給不足を指摘していることに加えて、生産国が輸出拡大ペースを維持するのに十分な在庫を有していないことを報告されるなど、需給面では寧ろポジティブ材料が目立つのが現状である。… … …(記事全文4,496文字)
