□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月17日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。プラチナ価格の低迷状態が続いています。断続的に下値を切り下げ、ついには5年半ぶりの安値を更新しました。加えて、金価格との比較でもパフォーマンスの悪化が目立ち、「金>プラチナ」価格差は改めて拡大し始めています。今、プラチナ市場に何が起きているのか、市場関係者はどの指標に注目してプラチナ相場を売り込んでいるのかを解説します。 =================================== プラチナ価格は5年半ぶりの安値更新、生産コストの議論は盛り上がらず =================================== <ここ数年の常識を打ち崩した通貨環境の変化> ドル建てプラチナ相場は、約5年半ぶりの安値を更新している。昨年11月から今年2月上旬までは辛うじて1オンス=1,200ドルの節目にサポートされる展開になっていたが、3月16日安値は1,105.00ドルに達しており、2009年5月以来となる1,100ドル割れも時間の問題になり始めている。 もっとも、プラチナ需給環境・見通しに何か大きな変化が生じている訳ではなく、専ら為替要因に基づく値動きと評価している。実際に、プラチナ以上に需給タイト感の強いパラジウム相場でさえ、3月2日の833.60ドルをピークに、同16日の取引では779.00ドルまで値位置を切り下げている。こちらはまだ2月23日以来の安値を更新したに過ぎないが、対米ドルでプラチナやパラジウムの産出国通貨が強力な下押し圧力に晒される中、ドル建てベースの白金族金属(PGM)相場に対しては値下げ圧力が強くなっている。… … …(記事全文4,849文字)
