□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月13日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。東京天然ゴム相場は比較的荒れた相場展開になっていますが、トレンドとしては方向性を欠いています。上海ゴムも2月には漸く上昇トレンド回帰への期待感が強くなっていましたが、3月は再びレンジ相場色を強めています。これから天然ゴムは減産シーズンに向かいますが、現在の相場環境と今後の見通しを検証します。 =================================== 減産期開始の兆候も上昇シナリオは円安・株高頼みの天然ゴム市況 =================================== <大きかった中国2月貿易収支のショック> 東京ゴム先物相場は、3月2日の1kg=226.70円をピークに210円水準まで値位置を切り下げる展開になっている。天然ゴム需給に絡んで何か大きなイベントが発生している訳ではないが、最大消費国である中国向け需要の不透明感が根強いことが警戒され、本格的な上昇トレンドを形成するのに失敗している。 上海ゴム先物相場は2月27日に昨年11月17日以来の高値となる1トン=1万3,635元まで上昇していた。しかし、その後は約2週間にわたって調整売りが優勢の展開が続いており、年初から続く1万2,000~1万3,500元をコアとしたボックスを完全にブレイクすることに失敗している。一応は昨年12月9日の1万1,485元で当面のボトムを確認した格好になっているが、底打ちと反発との間には依然として大きな距離が存在しており、1万2,500~1万3,000元水準での取引に留まっている。… … …(記事全文4,921文字)
