□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月09日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 2月米雇用統計を受けて金相場は急落しました。そこで、最近の金相場環境の考え方を解説した上で、金市場目線から米雇用統計の結果を読み解きます。漸くドル建て金相場は年初来安値を更新しましたが、現在の値位置をどのように考えるべきなのか、そして今後はどのように動くのかを検証します。 =================================== 金相場は2月米雇用統計を受けて年初来安値更新も、まだ下げ余地大きい =================================== <ドルに遅れて年初来安値を更新> 3月6日のCOMEX金先物相場は、1オンス当たりで前月比-31.90ドルの1,164.30ドルと急落し、年初来安値を更新した。1月22日の1,307.80ドルをピークに、最大で144.90ドル(11.1%)の急落となり、昨年安値(1,130.40ドル、11月7日)も視界に入り始めている。 2月下旬以降は急激なドル高環境にもかかわらず、金相場は1,200ドルの節目を挟んで下げ渋っていた。このため、金相場の地合の強さを指摘する声も目立った。「1,200ドル割れでは現物筋の物色意欲が強い」、「米連邦準備制度理事会(FRB)の低金利政策は続く」、「欧州中央銀行(ECB)の量的緩和が始まる」など、様々な角度から金価格の底打ち論が提起されていた。しかし、ここにきて一気に年初来安値を更新したことから考えると、単純に3月6日に2月米雇用統計が発表されるため、その内容を見極めるために売り攻勢を一時休止していただけだったとみるのが妥当だと考えている。… … …(記事全文5,144文字)
