□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月03日(火)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 2月中旬以降の原油相場は膠着気味の相場展開が続いており、トレンドとしては横ばいと形容せざるを得ない状況です。2月通期としては前月比でプラスとなり、8ヶ月ぶりに上昇月となりましたが、そこから上昇する訳でも下落する訳でもなく、中途半端な相場展開が続いています。最近の原油相場関連のトピックを中心に解説します。 =================================== 2月の原油相場は8ヶ月ぶりに上昇、膠着化した現状を読み解く =================================== <2月の原油相場は8ヶ月ぶりに上昇> 2月のNYMEX原油先物相場は1バレル当たりで前月比+1.52ドルの49.76ドルとなり、昨年6月以来、8ヶ月ぶりに前月比で「プラス」となった。ICEブレント原油先物相場も同じく8ヶ月ぶりに上昇したが、こちらの上昇幅は前月比+8.63ドルに達しており、月間の上昇幅としては2009年5月以来で最大を記録している。 もっともWTI原油の週足ベースだと、直近3週間はいずれも前週比マイナスとなっており、上昇したのは専ら2月の第1週に限定されている。このため、8ヶ月ぶりの上昇相場といっても足元の上値は重く、原油市場に対するマインドが大きく改善している訳ではない。それでも50ドルの節目水準から大きく値崩れを起こすこともなく1月29日の直近安値(43.58ドル)と一定の距離感を保っていることは一定の評価が可能だが、現状では売り攻勢が一服しているとの評価に留めておきたい。… … …(記事全文4,967文字)
