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小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~

小菅努(商品アナリスト/マーケットエッジ代表)

小菅努

天然ゴム生産国は過去3ヶ月に何をやっていたのか? 難しい国際協調

□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□            小菅努のコモディティ分析        ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年03月02日(月)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。 東京ゴム先物相場は上値切り上げ傾向を見せていますが、最新の相場環境を解説します。先週後半に生産国が実施された市況対策の模様など、材料的には色々と動きがありますが、現在のゴム相場を支配している論理を再確認します。 ===================================  天然ゴム生産国は過去3ヶ月に何をやっていたのか? 難しい国際協調 =================================== <円安・株高継続なら天然ゴムも一段高か> 東京ゴム先物相場は、緩やかなペースで上値切り上げを打診する展開が維持されている。昨年11月から今年1月にかけては1kg=180~210円水準での保ち合い相場になっていたが、2月下旬に同レンジをブレイクすると上昇ペースが加速し、足元では昨年4月以来の高値圏となる220円台前半まで値位置を切り上げている。 主産地タイでウインタリング(落葉期)が本格化しているという季節要因の影響もあるが、それ以上に1)原油相場の急落一服、2)円安、3)株高など、天然ゴム相場を取り巻く外部環境が好転していることが、安値是正の動きを促していると評価している。昨年4月時点と比較してドル/円相場が17~18%の円安・ドル高方向に振れていることを考慮すれば、「昨年4月以来の高値圏」という現状に積極的な評価を下すことはできない。仮に昨年4月時点と需給環境・見通しに対する評価が全く同じであれば、現在の値位置は250~260円水準に達していて然るべきであり、これと現実の価格水準との差が、天然ゴム相場環境の悪さとも言える。
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