□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ 小菅努のコモディティ分析 ~商品アナリストが読み解く「資源時代」~ 2015年02月27日(金)発行 □■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ご購読ありがとうございます。今回は、久しぶりに銀価格を取り上げてみます。通常、市況解説では「金・銀」とひとくくりにされてしまうように、基本的には金価格との連動性が強いマーケットです。ただ、当然に金価格と全く同じという訳ではなく、最近の相場動向から銀価格の考え方を紹介します。また、需給に関連のある最新動向やGSRについても、簡単にコメントします。 =================================== たまには銀価格も考えてみよう、銀価格の高ボラティリティを検証する =================================== <銀相場=レバレッジ金相場> COMEX銀先物相場は、昨年末の1オンス=15.599ドルに対して1月21日には18.505セントまで、僅か3週間で18.6%という驚異的な上昇率を見せた。その当時の主要商品相場は、原油相場の急落に加えて、金融市場の不安定化でリスクオフの嵐が吹き荒れる中、強力な下押し圧力に晒されていた。しかし、こうした中で銀相場は、「安全資産」である金相場と同様に極めて良好なパフォーマンスを実現し、リスク投資環境に対する逆風への耐久力と強さを誇示することに成功している。少なくともこの当時、主要商品相場の中では最も良好なパフォーマンスを実現していた。 一方、その後はギリシャ債務問題の暴走回避で投資家のリスク選好性が回復に向かったことを受けて、金同様に銀相場も急落地合を形成し、今週は16ドル台前半から中盤まで値位置を切り下げている。株価は再び高値更新局面を迎えているが、銀相場は株高との逆相関関係を確認するように下値を切り下げ、リスクオンの地合が銀相場に対しては逆風として機能することを再確認している。… … …(記事全文4,320文字)
